TD勉強会

 
新着情報

海外事情 5月16日号  NEW

 

「4. 世界は、なぜ有意義なツーリズムの世界を求めるのか(閲覧第3位)」が、旅行業界の観光公害への対応を求めている。その対応の方法については、“有意義な観光”に参加して欲しいと訴える。具体策として、「業界のステークホルダーの全員が足並みを揃えて、持続的な観光(sustainable tourism)、責任ある観光(responsible tourism)、回復力ある観光(restorative tourism)は必要な要素であるが、それ以上のものを作り出せ」と言っている。いささか抽象的ではあるが、要は、まずは有意義な観光(meaningful tourism)の認識を強く持たなければいけないと言っていると理解した。

 

昨日の日経は、『ESGの視点で企業経営などの改善策を求める株主提案が増えている。格差や気候変動の問題に対する投資家の視線が厳しくなり・・・』と書いている。これと同じように、当然のことながら、旅行者の視線も厳しくなっている。

 

先週の海外事情5月9日号に掲載したPhocusWireの「社説:旅行会社、持続性維持に沈黙」は、各社の財務報告書には持続性ないし持続可能性にていての言及はほとんど無いと嘆く。そして、『消費者が下す決定とともに、この業界や銀行業界の幹部の心を変える必要がある。消費者の選択に影響を与える情報を提供するだけでは、もはや十分ではない。私たちは、それが有意義な方法で起こり、持続可能性が、大きな役割を果たすことができる、企業の戦略の脚注に過ぎないことではなくなることを楽しみにしている。』と締めくくる。

TD海外事情 5月9日号  編集人コメント  NEW

 

欧米旅行市場の回復が本格化しているようだ。大手旅行業各社の第1四半期(1月~3月)は、力強い増収を記録している。

一部の企業は、創業以来の最高収入を記録している。

Uberは、2022年第1四半期に過去最高の四半期収入69億ドルを達成した。

Airbnbの1~3月期の収入が、同社史上初めて15億ドルに達した。

Booking Holdingsは今年第1四半期に273億ドルの販売高を達成したが、

 

その中でUberの決算に注目したい。セグメント別に分解すると、モビリティの配車サービスが25.2億ドル(前年同期比195%増)、デリバリーが25.1億ドル(44%増)と拮抗する。貨物収入は18.2億ドル(506%)となる。貨物の5倍増収は、Transplace買収が貢献した。2019年第1四半期のモビリティ収入は31億ドルなので、Uberのオリジナルの配車サービス事業がパンデミック前の水準にほぼ復帰していることが伺える。(「9. ウーバー、第1四半期決算で収入69億ドル最高記録」)

 

特記すべきは、デリバリー事業で、前年同期比1.5倍の増収を達成、モビリティー収入と肩を並べる。デリバリーに貨物を加えた収入は、全収入の64%を構成、この会社の巧みな多角化戦略が成功していることが分かる。

 

そして、Uberがいよいよスーパーアプリを開発する。先ず英国でこの夏から鉄道と長距離バスのチケットをアプリで予約できるようにする。今年後半には航空とホテルのアプリ予約を導入する。先月に立ち上げたUber Exploreを加えてエンドツーエンドの旅行をキャプチャしていく。

 

エンドツーエンドの旅行といえば、Booking Holdingsは、第1四半期決算説明会で、CEO Glenn Fogelが、“Connected Trip戦略”を継続していくと言っている。

 

 

海外事情 5月 2日号 編集人コメント

 

旅行業界が、早くもメタバースをテストしている。今週号では、「1. (TJ)  旅行におけるメタバースの役割増(閲覧第4位)」、「8. エアバス、メターバースイノベーションへ」、「10. シンガポールのホテル、メタバースホテル開業」の3つの記事があった。

それ以前では、4月11日号の「10. CitizenM、メタバース土地購入ホテル建設」、3月28日号「8. 何故今が、旅行がメタバースに入る理由」、1月24日号「航空会社ロイヤルティ倶楽部にとってのNFTとメタバース、1月17日号「1. (TJ) ディズニー、没入体験のメタバース検討」と今年に入ってから先週号までに4つも掲載されている。

 

日本では、全日空の子会社ANA NEOが、メタバースで京都旅行を年内に開始する(トラベルボイス3月22日号)。令和トラベルが同社の旅行アプリ「NEWT」の初の店舗をメタバース上に期間限定でオープンする(PRIMES.com 3月10日)。

 

メタバースは、現実の世界から収集したデータをコピーして仮想3次元空間でそれを再生させるので、「デジタルツイン(DigitalTwin)」とも呼ばれているそうだ。

 

2000年ごろからインターネットによる旅行のオンライン販売が始まった。OTAが台頭した。グローバルOTAのExpediaとBooking.comは、1999年に上場した。それから20年、今度はブロックチェーやメタバースが出現しつつある。

インターネット前期をトラベル1.0、OTAの時代をトラベル2.0とすると、今度は“トラベル3.0 ”の時代がやって来そうだ。そこでは旅行販売の流通形態は大きく変化するのだろう。

 

旅にはなくてはならない「脚」つまり運輸は、すべて完全再生可能電気で動くサステイナブルとなるだろう。もちろん航空機だって電気航空機が飛び回ることになる。そして自動車はレベル4の自律運転自動車となる。宿泊施設は、バケーションレンタル タイプの代替宿泊施設(もちろんサステイナブルな)が主流になるかもしれない。旅行者は自分のライフスタイルをそこに持ち込みロングステイすることになる。リモートワークが進み、レジャー旅行と法人旅行の境界線がなくなり、旅の目的地が目的地でなくなってしまうかもしれない。まるで現地のローカルと同じようにそこで生活するのだろうか。そうなると「旅行者」という言葉そのものが死語になってしまう可能性がある。トラベルの原語はトラブルから来ていると学んだが、トラベル3.0で摩擦のないシームレスの“コネクテッド・トラベル”が実現されれば、トラブルなど起きっこないわけだからトラベルの言葉自体なくなってもおかしくない(?)。

トラベル3.0では、旅行者も大きく変わることだけは間違いなさそうだ。

海外事情​ 2022年 5月16日号 NEW

1. (TJ) セーバー、ホスピタリティ小売

      ソリューションNuvola買収

2. (TJ) 旅行回復、旅行予約ウインドー長期化

3. (TJ) 韓国 Kakao Mobilityの海外市場展開 

4. エクスペディアの新統合ロイヤルティプログラム

5. IomobメタサービスNext Earth立ち上げ

6. 世界は、なぜ有意義なツーリズムの世界を

     求めるのか

7. エアビー、分離宿泊開始

8. 第三者クッキー崩壊、どうする

9. キャンピングカーレンタルCampiri

10. 宿泊施設B2B流通と清算のKatanox

11. エクスペディアのオンライン旅行解体

12. 5月9日の週の資金調達記事

海外事情  2022年 5月 9日号  

1. (TJ) グーグル、旅行検索ブームで旅行計画

            ツール強化

2. (TJ) コンバージョン上昇、カゴ落ち減少、

             旅行回復

3. マイクロソフトのホテルメタBing、

      グーグルの別オプション

4. トリバゴ、第1四半期決算で利益計上

5. エクスペディアG、旅行回復継続で大幅

      増収81%

6. In The Big Chair: Jim Davidson, Accelya

7. インドInnkey、PMSテックの次を狙う

8. エアビー、第1四半期収入15億ドル、20%

     が長期滞在

9. ウーバー、第1四半期決算で収入69億ドル

     最高記録

10. ブッキングH、第1四半期決算で販売高

       270億ドル最高記録

11. エクスペディアG、テックプラットホーム

        強化新戦略

12. トリップアドバイザー新社長

13. 社説:旅行会社、持続性維持に沈黙

14. 5月2日の週の資金調達記事

海外事情  2022年 5月 2日号 

1. (TJ) 旅行におけるメタバースの役割増

2. WTTC、サイバーセキュリティ優先必要

3. CWT、CEOが1年で交代

4. 短期レンタル業界、より良い旅行者審査

     マスト

5. AMEX GBTの環境戦略

6. In The Big Chair: Gray Morrison,

     Hostelworld

7. NFT航空チケット、ライブオークションで

     100万ドル販売

8. エアバス、メターバースイノベーションへ

9. 新興企業の舞台:Raus

10. シンガポールのホテル、メタバースホテル

      開業

11. Bolt、モビリティに1.5億ユーロ投資

12. 旅行SPACの混乱

13. アジアの旅行者の新潮流

14. 社説:短期レンタル安全性はレンターの責任

15. デジタル旅行ブランドの収入推移

16. 4月25日の資金調達記事

 
旅行流通に関する世界の
ニュース集

TD勉強会は、フォーカスライトJapanが、旅行流通(Travel Distribution = TD)に関する世界のニュースを集めているサイトです。

記事の一部は、トラベルジャーナル誌(TJ)の隔週コラム「FROM THE WORLD/海外事情」に掲載しています。このサイトには、TJのコラムに掲載された記事以外の記事を、TJ発行日の3日遅れで掲載しています。

世界の旅行流通情報を
ベテランスタッフが意訳

原則隔週で、Tnooz (tnooz.com) 並びにTravel Weekly (travelweekly.com)を含む海外の主要経済紙、業界紙などに掲載された旅行流通に関する最新ニュースを、ベテランのスタッフが意訳・編集して旅行業界の皆様にお届けします。

閲覧には会員登録が必要です。
閲覧ご希望の方は、「お問い合わせ」メニュー(または右の「お問い合わせ」ボタン)からお名前や連絡先などの会員情報をご登録の上、右上の「ログイン/会員登録」から閲覧のためのID(メールアドレス)とパスワード(任意)をご登録ください。​