TD勉強会

旅行流通(Travel Distribution = TD)に関する世界のニュース集
 
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​2020年2月17日号 編集人コメント NEW

気候温暖化問題に関するニュースが6つもあった。

「5. グリーン法人旅行」、「9. 航空のカーボンオフセットは有効か」、「11. クルーズの環境問題 取組み強化」、「19. ホッパーのカーボンオフセット」、「20. 飛び控え」、「1. (TJ) 法人旅行、温暖化対策に本腰」の6つだ。

昨年の“グレタ効果”もあって、航空機の撒き散らす炭酸ガス削減対策が今まで以上に強く求められている。航空機の排ガスは3%程度で少ないなどとは言っておられない。高高度での排ガスは、地上の計測よりも倍以上も環境に与えるインパクトは大きくなると言う。既に欧州では短距離航空便の「飛び控え」(flight less)が始まっている。IATAの2037年航空旅客82億人への倍増予測も見直しを迫られるかもしれない。短距離便は自動車旅行(自動運転)へ、長距離便は電話会議やTV会議へシフトする。企業は、“カーボン予算”を新設して炭酸ガス排出量削減に神経を尖らす。航空便利用の出張旅行を削減して炭酸ガス排気量をXX kgも減少したと宣伝するだろう。

 

「18. 2020年のトラベルテック トレンド」や「30. 2020年のトラベルマーケティング」を読むと、キーワードは“モバイル”と“パーソナル” なトラベルエクスペリエンスにあると見た。だからマーケターたちは、ソーシャルメディアに30%近くも広告予算を割くのだろう。モバイルによって、タビマエ・タビナカ・タビアトの全ての瞬間が顧客と常時接続できるタッチポイントになってしまった。旅行者は、タビマエ・タビナカ・タビアトの全てで、パーソナルなエクスペリエンスを追求している。だから、GoogleがGoogle Travelを作り「14. ブッキング、タビナカアプリをテスト」し、「26. ロンリープラネット、エクスペリエンス立上げ」ている。

 

「16. アムトラックCEOインタビュー」では、元デルタ航空CEOのRichard Andersonが、サービス産業の生産はマネジメントの監視下で実施されるわけではないと言っている。飛行中の航空機の客室サービスは、フライトアテンダント自らがその場その場の現場の状況に応じてサービスする(サービスを生産する)ことになる。サービスマーケティングで言う「生産と消費の同時進行性」の財だからだ。いささか古い話になるが、スカンジナビア航空CEOヤン・カールソンの「真実の瞬間」(1990年)によれば、フロントラインの従業員の顧客と初めて接するたった15秒で、企業イメージや顧客満足が決められてしまう。

そこでSASは従業員教育を徹底、この15秒の顧客応対品質を飛躍的に向上させ、わずか1年で会社を再建させた。サービス産業のフロントラインの従業員は、会社の命運を左右するほど重要な役割と大きな責任を担っている。TUIのCEOが、ハイストリートの路面店のカウンターのスタッフに、「貴女達が売っているのは、TUIのパッケージ旅行ではなく、TUIの顧客が一生忘れることができないエクスペリエンスを売っているのだ」と教育したと言う話が忘れられない。

2020年2月3日号 編集人コメント

「1. (TJ) 旅行業界の次の10年を予測」を読んで感じたこと。それは次の10年に、世代が完全なデジタルネイティブでノマドワーカーに代替わりして行くので、新たに社会の中心になる彼らが、現在とは異なる旅行をするようになるのは当たり前だということだ。彼ら新世代は、ハイパーパーソナルな旅行体験(エクスペリエンス)を求める#YOLO(You only live once)なのだという指摘も、その通りで別に何の感慨もない。彼らは情報革命が進んだ世界で、我々よりずっと人生をエンジョイする方法を知っているのだ。そこで、旅行のサプライヤーが、ますますパーソナル旅行を提供しなければならなくなる。そんな新世代の旅行者に対応して、宿泊施設が多様化する(しなくてはならない)のも当然だ。それに加えて日進月歩のトラベルテックの開発により、今までは考えられなかったような(elephant fly)旅行が始まるだろう。

「道路や自動車テクノロジーの改善に加え地球温暖化の問題もあり、航空便の利用から自動車旅行へのシフトが促進する」という予想は、この記事が述べているように「途方もない大胆な賭け」だ。しかし[8.休暇でより良い世界に旅行]や、航空機が撒き散らす炭酸ガスの削減のためには、航空旅客需要増加の抑制が必要になると主張する[10.レスポンシブルトラベルのサステイナブルトラベル]を読むと、自動車シフトの想定も何やら現実味が帯びてくる。そうなれば、航空へのインパクトは極めて大きい。航空燃料に対する課税によって運賃が高騰、LCCの格安運賃は影を潜め、パイロット不足の問題も解消してしまうのだろうか。それは、オーバーツーリズム対策にもなるかもしれない。ツーリズムの潮目が変わるか?

2020年1月20日号 編集人コメント

「アメニティ」という言葉が目立った。

「1.(TJ) シェアアメニティー増加」「2.(TJ)宿泊サイトもアメニティー強化」

「3.(TJ) 新興ガイドツアーに1.3億円」の3 つのニュースだ。1.のニュースでは、ゴルフやビーチなどのホストの会員権のシェアリングが開始すると予測。2.では、HotelByDayが、稼働率が40%と低く、余り使われていないホテルのアメニティ(スパ・プール・キャバナ、ジム・フィットネスルーム)を販売する。

3.の記事は、新興企業のDomioがアメニティーそのものを専門に販売する。ここでのアメニティーは、アパートのリビングルームにおける、ミレニアルやグループ旅行者向けにアピールするアメニティー(娯楽)が販売対象となる。E2E(エンドツーエンド)の様々な旅行パーツをシームレスに繋いで、トラベルジャーニーの全てのタッチポイントで、パーソナル旅行の提案をするわけなので、当然、アメニティー販売も強化されるというわけだ。

 

今週号では、年の変わり目にあたるのか、2020年のトラベルの予想や期待の記事が多かった。「1.(TJ) シェアアメニティー増加」、「6. 2020年の旅行マーケティング進化」、「11. 2020年、エアビーの年」、「14. 2020年の空港」がそれらだ。いずれの記事も、トラベルテックのイノベーションの進化や進展に加え、新ビジネスモデルの誕生を予測している。旅行は、右肩上がりの持続的成長が約束されている数少ない産業の一つであるので、どの記事を読んでも将来の明るい展望と新たなイノベーションに期待をかけている。特に世界の人口の半分以上が集中するAPAC市場の期待は大きい。

海外事情   2020年1月20日号
  1. (TJ) 旅行業界の次の10年を予測

  2. (TJ) パッキングリストで新事業

  3. (TJ) お一人様が世界的ブーム

  4. (TJ) 印OTA、映像コンテンツ追加

  5. ドラゴンパスの資金調達

  6. ホスピタリティー新興企業ギルド、2,500万ドル調達

  7. エアインディア、アマデウスと契約

  8. 休暇でより良い世界へ旅行

  9. 休暇旅行特売サイト、マーケティング戦略強化

  10. レスポンシブルトラベルのサステイナブルトラベル

  11. FCMトラベルソリューション、法人旅行新興企業シェップに投資

  12. モバイルユーザーのスピードとコンバージョン向上策

  1. (TJ) シェアアメニティー増加へ

  2. (TJ) 宿泊サイトもアメニティー強化

  3. (TJ) 新興ガイドツアーに1.3億円

  4. (TJ) キュナードが寄港地観光強化

  5. (TJ) アメックスGBTが増

  6. 2020年の旅行マーケティング進化

  7. エアビー、ホテルに影響

  8. アマゾンの旅行販売

  9. ビーチー、100万ドル調達

  10. トラベルファン、700万ドル調達

  11. 2020年、エアビーの年

  12. ガイデッドウオーク、100万ユーロ調達

  13. バカサ、リゾートロッジングカンパニー買収

  14. 2020年の空港

  1. (TJ)  法人旅行、温暖化対策に本腰

  2. (TJ) 同一料金問題、7割が抑制不可

  3. (TJ) コンカー、ヒップマンク閉鎖

  4. (TJ) 短期宿泊、ニッチサイトに注目

  5. グリーン法人旅行

  6. 法人旅行スタータップ、900万ドル調達

  7. スエーデン航空便OTA Etraveli CEOインタビュー

  8. Omio 北米展開開始

  9. 航空カーボンオフセットは有効か

  10. ブティックアパートホテルが1,100万ユーロ調達

  11. クルーズの環境問題 取組み必要

  12. ライアン航空、スカイスキャナーに勝訴

  13. サイトマインダー、上場か?

  14. ブッキング、タビナカアプリをテスト

  15. スマートホテルテック、$37M調達

  16. アムトラックCEOインタビュー

  17. 電動空飛ぶタクシー、$590M調達

  18. 2020年のトラベルテックトレンド

  19. ホッパーのカーボンオフセット

  20. 飛び控え

  21. トリップアクション、欧州展開加速

  22. ARC、NuTravel過半株買収

  23. 時間貸しホテル予約が8億ドル調達

  24. セーバー、ホテル業界向けプラットフォーム開発

  25. 手荷物一時預かりスタッシャー、2.5億ドル調達

  26. ロンリープラネット、エクスペリエンス立上げ

  27. トリップアドバイザー、数百人レイオフ

  28. セーバー、グーグルクラウドに移行

  29. WEX、トラベルポートのEネットとオプタル買収

  30. 2020年のトラベルマーケティング

  31. ライフハウス、3,000万ドル調達

 
旅行流通に関する世界の
ニュース集

TD勉強会は、フォーカスライトJapanが、旅行流通(Travel Distribution = TD)に関する世界のニュースを集めているサイトです。

記事の一部は、トラベルジャーナル誌(TJ)の隔週コラム「FROM THE WORLD/海外事情」に掲載しています。このサイトには、TJのコラムに掲載された記事以外の記事を、TJ発行日の3日遅れで掲載しています。

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