2024年9月第2週の編集人コメント

2024年 9月第2週の編集人コメント

「10. Booking Holdings 新CFO、3〜5年でコネクテッドトリップは 3~5年で実現」が、述べているコメントのうち、「コネクテッドトリップビジョン」と「代替宿泊施設販売の増収」と「アジア市場が強力な市場」について、同社の決算書から詳細を拾ってみた。

決算書では、コネクテッドトリップについて、以下の通り記述している。

オンライン消費者の期待を超えることを目指し、直感的で使いやすいオンライン・プラットフォームでクラス最高のユーザー体験を提供することで、ビジネスを成長させるため、絶え間ないイノベーションに注力している。理想的な旅行体験を実現する長期的な戦略により、お客様が望む時に、望む言語で、適切なオプションとコネクションを提供し、当社で予約された旅行がシームレスで簡単、かつ価値のあるものになるようにしている。私たちはこれを「コネクテッドトリップ」と呼んでいる。コネクテッドトリップのビジョンの目標は、各旅行において、差別化されたパーソナライズされたオンライン旅行計画、予約、支払い、旅行中の体験を提供することであり、すべての旅行において旅行者とパートナーに価値を提供する強固なロイヤルティプログラムによって強化される。このような取り組みにより、旅行者のロイヤルティ、予約頻度、直接予約の構成比が長期的に向上すると確信している。これらの改善により、将来的には収益の成長とマーケティングの効率化につながると考えているが、当社の宿泊以外のサービスの利益率が低く、当社の総事業に占める割合が増加した場合、当社の営業利益率はマイナスの影響を受ける可能性がある。

代替宿泊予約については、関連データを含め、以下の通り作表した。

代替宿泊データについては、booking.comの売り上げであることに注意が必要である。Booking.comの収入は80%弱であるので、全収入においても、同様に高い構成比となると推定される。