11月8日

目次

18. フォーカスワイヤー週間トラベルテック記事まとめ

19. 旅行者が、人間の交流ではなくてデジタルを望む時

20. Airbnb Icons とグループ旅行機能、5月より170万新プロファイルに貢献

21. Expedia Group 第3四半期、B2Cはるかに上回るB2B 18% 増収

 

 

18. フォーカスワイヤー週間トラベルテック記事まとめ

今週のグローバル旅行業界からの人々、製品、パートナーのニュースのまとめは次のとおりです。

Sabre - エアインディア

Sabreは、エア・インディア向けの新流通能力（NDC）コンテンツの立上げを発表しました。

NDCのオファーは、エア・インディアの近代化の取り組みの一部であり、Sabreに接続された旅行代理店がエア・インディアの予約をショッピング、予約、サービスするのに役立ちます。

「エア・インディアでは、革新的なテクノロジーを通じて優れた顧客サービスを提供することを目指しています」と、エア・インディアの最高商業責任者であるNipun Aggarwalは述べています。「Sabreとのパートナーシップを強化し続けることで、旅行代理店と乗客の進化するニーズを満たすためにNDCの旅を進め、強化された体験を提供することができます。」

一方、Sabre Hospitalityは、意思決定を支援する実用的な洞察をホテル経営者に提供することを目的としたデータおよび分析ツールSynXis Insightsを立ち上げました。

このテクノロジーは、SynXisの予約データの全体的なビューを視覚化と毎日のデータ更新で提供し、手動の労力を削減し、地域レベルでの意思決定を改善します。

Sabre Hospitalityの社長であるScott Wilsonは、「SynXis Insightsの立ち上げは、お客様により良いレポートとデータを提供するという当社のコミットメントにおける重要なマイルストーンを示しています」と述べています。「私たちは、顧客が収益を促進し、全体的なビジネスパフォーマンスを向上させる情報に基づいた決定を下すことができるようにしています。」

Amex GBTのNDC移動

旅行管理会社American Express Global Business Travel（Amex GBT）は、エールフランス航空およびKLMと協力して、NDC運賃の拡大展開段階に取り組んでいます。

この動きは、管理された旅行プログラム（法人旅行の出張規定）の有効性を確保しながら、NDC対応技術を通じて法人顧客に価値を創造することを目的としています。

Amex GBTのコンテンツ取得および戦略的ソーシング担当副社長であるJohn Bukowskiは、「この開発は、オンラインおよびオフラインのすべてのソリューション（プロプライエタリおよびサードパーティチャネル）にわたって、市場内で最高の旅行オプションをお客様に提供するという当社のコミットメントを示しています」と語っています。

BlaBlaCarはスペインの鉄道事業者を追加します

マルチモーダル旅行のスペシャリストであるBlaBlaCarは、スペインのオペレーターRenfeとIryoからの列車チケットの提供をプラットフォームに統合しています。

この動きは、さまざまな輸送モードを1つのプラットフォームにまとめるというBlaBlaCarの野心の一部です。同社の声明によると、スペインの高速鉄道交通量は2023年に33%増加し、乗客数は3,200万人に達した。

BlaBlaCarの共同創設者兼CEOであるNicolas Brussonは、「最近の鉄道市場の自由化と集団輸送の代替手段に対する需要の高まりのおかげで、スペインはBlaBlaCarに列車のチケットを追加する自然な選択です」と述べました。

サウジ観光のためのデジタル人間

サウジ観光局（STA）は、旅行のコンパニオンとパーソナルコンシェルジュとして機能する人工知能を活用したアシスタントSARAを発表しました。

現在ベータ版であるSARAは、生成型AIを使用して魅力的でインタラクティブなコンテンツを提供することを目指しており、「意図的および文脈的理解」でクエリに応答できると言われています。

Valpasの成長計画

ホテルのナンキンムシ問題に対する技術的解決策を提供するValpas社は、2030年末までに200万床に達することを目指しています。

ヘルシンキを拠点とする同社は、最近400万ユーロのシード資金を発表し、2024年に40,000床に達しました。

現在、Valpasは、2025年にその技術を実装するホテルのベッド数を2倍にするために投資を使用しています。同社は、Accor, Design Hotels and Bob Wなどのブランドと提携しています。

Valpasの共同創設者兼CEOであるMartim Goisは、「今日、何百万人もの旅行者が、チェックイン時にベッドにトコジラミの兆候がないかを毎日チェックするなど、チェックイン時にベッドを徹底的にチェックし、毎日ホテルでトコジラミの兆候を家に持ち帰ることを恐れています」と述べています。「最高のホテル経営者はこれを理解しており、バルパスプラットフォームと提携し、安全で持続可能な滞在を保証することでそれに対応します。」

Advito-Clarasightパートナーシップ

出張コンサルタントのAdvitoは、SaaSカーボンプランニングおよび予測スペシャリストのClarasightと提携し、炭素排出量を追跡し、持続可能性戦略を実施するためのより全体的なツールを企業に提供しています。

このパートナーシップは、組織が炭素排出量を測定、予算、予測し、持続可能性の目標に向けて行動を変えるのを支援することを目的としています。

BCD Travelの上級副社長であり、AdvitoのマネージングディレクターであるApril Bridgemanは、「今日の企業は持続可能性を実現するための大きなプレッシャーにさらされており、排出量を追跡するだけではもはや十分ではありません」と述べています。「Clarasightとのパートナーシップを通じて、スコープ3の排出量を削減する戦略を作成するために必要なツールと洞察を提供しています。」

PredictX炭素価格設定ツール

データインテリジェンススペシャリストのPredictXは、企業が炭素削減目標を達成するのに役立つ炭素価格設定ツールを開始しました。

同社の持続可能性分析ソリューションを強化する内部炭素価格設定ツールは、企業内の炭素の財政的影響に関する洞察を提供します。

PredictXのCEOであるKeesup Choeは、「PredictXでは、企業旅行の進化する風景と、厳格な炭素削減目標を達成するために組織が二酸化炭素排出量を削減する実際の必要性を理解しています」と述べています。 「多くの組織にとって、出張による炭素排出量を計算して相殺するだけでは、変化を推進するのに十分ではないことが明らかになりました。したがって、彼らは目標達成に向けた進捗を加速するために、内部炭素価格戦略を導入し始めています。」

オーストリアでLoveholidaysがスタート

Loveholidaysは、weloveholidaysブランドでオーストリアで開始され、国の旅行者がオンライン旅行代理店からパッケージ休暇の組み合わせにアクセスできるようにします。

この動きは、昨年の同社のドイツへの進出に続くものであり、より広範な拡大計画の一部であり、Charlotte Gogstadが新たに創設された国際展開の副社長の役割に任命されたことと一致しています。

Gogstadは以前、Expedia Groupの製品およびテクノロジーのイネーブルメント担当副社長など、旅行技術の分野でさまざまな役職に就いていました。

LoveholidaysのCEOであるDonat Rétifは、「ドイツとの強い文化的および言語的つながりとダイナミックなパッケージへの需要の高まりにより、オーストリアはヨーロッパへの拡大の自然な次のステップでした」と述べました。「ヨーロッパナンバーワンのパッケージホリデープロバイダーになるという野心を追って、市場での立ち上げを監督し、さらなる市場拡大を先導するチームにCharlotteを歓迎できることを嬉しく思います。」

RocketRezのRelay通信プラットフォーム

ツアーやアクティビティのチケット販売プラットフォームRocketRezは、アトラクションがゲストとコミュニケーションをとるのに役立つコミュニケーションプラットフォームを立ち上げました。

Relayと呼ばれるこのプラットフォームは、SMSを使用して、予約確認からリアルタイムの更新、アクティビティ後のフィードバック要求まで、ゲストのコミュニケーションを自動化およびパーソナライズします。

「今日のRealyはすべてコミュニケーションの簡素化に関するものですが、それは始まりに過ぎません」とRocketRezのCEOであるJohn Prendergastは述べています。「私たちは、ゲストとアトラクション運営者の間のコミュニケーションをよりシームレスにすることに集中したいと考えていますが、より多くの機能をリリースするにつれて、私たちのより広範な目標がはるかに大きいことがわかります。また、オペレーターがデータをよりよく理解して情報に基づいた決定を下すのに役立つ洞察も検討しています。」

RightRez - Crystal

航空旅行技術スペシャリストのRightRezは、クルーズオペレーターのCrystalが航空ビジネスユニットのプロセスを最初から最後まで自動化するのを支援しています。このコラボレーションは、カスタマーサービスの向上とCrystalの効率化を目的としています。

Crystalのグローバル航空プログラムとターンアラウンドオペレーションのディレクターであるHanibegk Collは、「私たちはお客様に比類のない旅行体験を提供することに専念しており、RightRezと提携することで、航空部門の業務を向上させることができます」と述べています。「彼らの革新的なソリューションは、私たちが旅行者により良いサービスを提供し、継続的な成長をサポートすることを可能にします。」

Hospitableが放棄された予約ツールを発売

バケーションレンタル管理プラットフォームHospitableは、Abandoned Bookingsツールを開始してから1週間以内に、損失となっていた顧客の直接予約収入の36,000ドル以上を回収しました。

このツールは、予約を終了するように促すために、パーソナライズされたタイムリーな電子メールを送信することにより、予約を放棄したゲストを再関与させることを目的としています。

Hospitableによると、このテクノロジーは、発売の最初の週に58%の開封率(open rate)と8%のクリックスルー率を達成しました。

(11/8 https://www.phocuswire.com/phocuswire-travel-tech-briefs-nov-8-2024?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=9229H9640090J9N )

 

 

19. 旅行者が、人間との交流ではなくてデジタルを望む時

Phocuswrightの最新の旅行調査レポート「Travelers and Tech 2024: Attitudes and Usage」によると、旅行者は旅行中に人間的なタッチをあきらめる準備ができていません。

デジタルインタラクションは、道順、チェックイン、予約/予約の変更に好まれますが、旅行者はツアー、カスタマーサポート、レストランでの注文に仲間の人間を好みます。

55歳未満の旅行者や早期採用者は、デジタルインターフェースに傾く可能性が高くなります。彼らは手荷物と地元の交通手段に分かれています。旅行会社は、人工知能チャットボットの使用の増加にもかかわらず、人間の顧客サービスへの強い継続的な関心に注意する必要があります。