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8月9日
目次
14. PhocusWire トラベルテック記事、今週のまとめ
15. AI駆動旅行テック会社 FLYR、2.95億ドル調達
16. Vacasa、3千万ドル調達 リストラ継続
17. Expedia Group 第2四半期上昇、旅行需要鈍化警告


14. PhocusWire トラベルテック記事、今週のまとめ
今週の世界的な旅行業界からの人々、製品、パートナーのニュースのまとめ。
Kayak、サウスウエスト航空
旅行サービスのメタ検索エンジンであるKayak,は、Southwest Airlinesとの統合を発表し、ユーザーが検索結果でサウスウエスト航空の運賃を確認できるようにした。運賃の属性、旅行クレジットの譲渡可能性、当日の変更、受託手荷物、柔軟な座席を比較できる。さらに、予約の準備ができたら、 Kayakはユーザーをサウスウエストのウェブサイトに直接転送して取引を完了する。
Sabre Hospitality, Protect Group
ソフトウェアおよびテクノロジープロバイダーであるSabre Hospitalityは、旅行保護のプロバイダーであるProtect Groupと提携し、旅行保証サービスをSabreのSynXis Booking Engineに統合することを発表した。
この新しい統合により、SynXis Booking Engineを使用するホテルは、チェックアウト時にProtect Groupの保護保証(protection guarantee)を提供し、対象となるイベントの払い戻しを受けることができるため、予約時に顧客に安心感を与えることができる。
「この統合は、旅行業界における小売および旅行中心のeコマース機能を向上させるための戦略的要請をサポートしている。旅行保護保証を提供することで、私たちはホテルパートナーとそのゲストに必要な安心感とセキュリティを提供している」と、Sabre Hospitalityの流通責任者であるEthan Wisemanは述べている。
Intrepid Travel
グループアドベンチャー旅行会社であるIntrepid Travel,は、Intrepid のグローバルな持続可能性とインパクトイニシアチブ、および非営利団体であるIntrepid 財団をリードする予定のチーフインパクトオフィサーの新しい役割にPayton Ihemeを任命したことを発表した。
Intrepid Travelに入社する前は、米国上院で上級スタッフの役職を務め、Facebookで上級政策とアドボカシーの役割を担い、最近では Bumbleで副大統領兼公共政策の責任者を務めた。
「ESG、DEI、気候および保全プログラムから撤退する企業が多すぎるだけでなく、世界中の多くのコミュニティに影響を与える重要な問題を提唱することを敬遠しているリーダーがいるこの重要な瞬間に、Intrepidに参加できることを光栄に思う。Intrepid Travelのリーダーシップチームの一員として、私は自分の声、ビジョン、エネルギーをこれらの問題などを提唱するつもりだ」とIhemeは言った。
Justfly.com
オンライン旅行代理店 justfly.com は、パートナーがカスタマイズされた銀行、ロイヤルティ、支払いソリューションを立ち上げることを可能にするフィンテック企業であるAccrueが提供する「Pay by Bank」の立ち上げを発表した。
この新機能により、ユーザーは銀行口座から直接支払いを行うことができ、従来の支払い方法が不要になる。さらに、排他的な報酬、より速い決済時間、ウォレットの統合など、顧客に重要な利点を提供する。このプラットフォームでは、取引コストの削減、買収戦略の強化、顧客維持率の向上が可能になる。
TravelPerk、エミレーツ
グローバルな出張管理プラットフォームであるTravelPerkは、新しい流通能力(NDC)コンテンツで在庫を拡大し、20回目のNDC統合をエミレーツEmiratesと開始した。
TravelPerkのサプライヤーパートナーシップ担当副社長であるKristina Geierは、「NDC技術と最適化された接続への投資は、私たちにとって最優先事項である。NDC運賃は現在、グローバル航空会社の予約の40%を占めており、統合パイプラインでより多くの航空会社により、このチャネルを経由する予約の割合は増加し続けるだろう」と語る。
H.I.S、IBSソフトウェア
手頃な価格のパッケージツアーを専門とする日本の旅行代理店であるH.I.S,は、世界の旅行業界へのサービスソリューションプロバイダーとしてのソフトウェアであるIBS Softwareとのパートナーシップを拡大した。
更新されたパートナーシップにより、H.I.Sは次世代のデジタルソリューションを使用して最新の顧客体験を生み出し続け、顧客に強化されたショッピング体験を提供することができる。
「当社の専門知識とイノベーションのための共通のビジョンを組み合わせることで、H.I.S.のエンドユーザーにより、より堅牢でスケーラブルで最先端のソリューションを提供することができる」と、IBSソフトウェアのコンサルティングとデジタルトランスフォーメーションのグローバル責任者であるMoizzur Rahmanは述べている。
US-Bangla航空
US-Bangla Airlines は、Mir Tajmul Hossainをデジタルマーケティングの新しい責任者に任命したことを発表した。
Tajmulは以前、ShareTripでデジタルマーケティングとコミュニケーションの責任者を務め、インパクトのあるデジタルマーケティングキャンペーンを主導した。
デジタルマーケティング分野で12年の経験を持つTajmulは、デジタルマーケティング戦略の開発をリードすることで、ブランドの可視性、顧客エンゲージメント、オンライン販売を強化する予定である。彼は、データ主導の洞察を活用してマーケティングキャンペーンを最適化し、優れた顧客体験を提供することに焦点を当てる。
(8/9 https://www.phocuswire.com/Phocuswire-travel-tech-news-briefs-august-9-2024?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=7798E1381467C7B )


15. AI駆動旅行テック会社 FLYR、2.95億ドル調達
FLYRは2億9,500万ドルを調達したと、人工知能を搭載した旅行技術会社は木曜日に発表した。この資金は、FLYRによる最新の予約システムの提供をスピードアップし、AIベースの意思決定の自動化を可能にし、航空会社やホスピタリティブランドのデジタルチャネルを向上させるために使用される。
「私たちは創業以来、旅行体験を再考することに専念してきた」と、FLYRの創設者兼CEOであるAlex Mansは述べている。「私たちの周りの世界が進歩し続けるにつれて、旅行は過去にとどまり、インセンティブがずれた古風な技術ベンダーの寡占に依存している。FLYRは、今日の未来を可能にする - 旅行プロバイダーが、スピードと効率で動作しながら、顧客が望む経験を創造するのを支援する」と言う。
新しい資本は、FLYRのシリーズDラウンドの一部として部分的にもたらされ、その間に2億2、500万ドルが調達された。同社はさらに7,000万ドルの信用を受け取った。WestCapは、BlackRock、Streamlined Ventures、Avianca、Abu Dhabi Investment Authorityの子会社からの投資で資金調達を主導した。クレジットはVista Credit Partnersが主導した。
この新しい資金により、FLYRは旅行業界が構築されている技術を進歩させようとして、5億ドル以上を調達した。
「この資金調達は、FLYRがこれまでに達成した成長の証であり、世界最大の旅行プロバイダーを早い速度でサポートし続けることに興奮している」とMansは言った。
会社が成長の道を歩み続けるにつれて、WestCapのマネージングパートナー兼創設者であるLaurence A. Tosiは、FLYRの取締役会に加わる予定である。取締役会の一員として、彼はFLYRが世界的な拡大を目指しているため、構築とスケーリングに関する専門知識を共有する。Tosiは、WestcapはFLYRの成長をサポートすることを誇りに思っていると述べた。彼は、HopperとAirbnbを指摘して、FLYRが他の業界リーダーに加わる能力を持っていると考えていると述べた。
「旅行業界の多くは何年も技術的に停滞しており、革新能力が限られている一握りのレガシー現職者に依存している」とTosiは言った。「FLYRは、旅行業界が旅行者により良いサービスを提供し、サービスを拡大するために必要なオープンでダイナミックなプラットフォームを提供する」と語る。
Abra GroupのCEOであり、Aviancaのエグゼクティブバイス会長であるAdrian Neuhauserは、同様の感情を表明し、FLYRが彼の航空会社が最高の顧客体験を提供するのに役立つと指摘した。「この資金調達は、航空会社が必要とする技術を提供し、業界を前進させるのに役立ちます」とNeuhauserは言った。
昨年、FLYRの年間経常収益は290%増加した、と同社は述べた。FLYRはまた、昨年Roam Aroundと提携した。
(8/8 https://www.phocuswire.com/flyr-funding-295-million-ai-travel-airlines-hospitality?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=7798E1381467C7B )


16. Vacasa、3千万ドル調達 リストラ継続
バケーションレンタル管理会社Vacasaは、さらに4,500万ドルのオプションで3,000万ドルの資金調達を確保した。
貸借対照表を強化するのに役立つこの資金は、 Davidson Kempner Capital Managementの関連会社からのシニア・セキュア・コンバーチブル・ノートの形で提供される。
5月、Vacasaは事業変革を発表し、継続的な課題に直面しているため、従業員の13%が失われた。2024年第2四半期の収益を発表する株主書簡で、Vacasaは「地元に焦点を当てた地域に事業を再編成し、分散化するための重要な措置を講じた」と述べた。「毎週、私たちは、販売、オンボーディング、収益管理、マーケティングなど、ビジネスの多くの側面でより多くの意思決定権限を与えることで、市場、オーナー、ゲストを最もよく知っている地元のチームにさらに力を与えている」と書簡は述べている。「このシフトは、フィールドチームにより多くの自律性と説明責任を提供し、私たちの構造を不動産管理へのローカライズされたアプローチとより密接に連携させる」と言う。
Vacasaは、国内、非都市型バケーションレンタルの需要の緩和と短期レンタルユニットの供給の増加は、ビジネスにとって引き続き課題であると付け加えた。
この四半期の総予約額は5億500万ドルに達し、前年同期比19%減少した。
これは、販売された夜間の17%の下落と、販売された1泊あたりの予約額のわずかな減少に起因している。
第2四半期の収益は2億4,900万ドルで、前年同期比18%減少した。純損失は1,300万ドルで、前年同期比600万ドルから増加した。調整後EBITDAは、第2四半期に1,400万ドルから200万ドルに減少した。
新しい資金調達の結果として、 Davidson Kempnerは2人の取締役をVacasaの取締役会に連れてきて、「特定の状況で」さらに2人を追加する可能性がある。
株主書簡は、「進行中の業界のダイナミクスと、予約の変動と住宅あたりの平均総予約価値への影響」の中で、2024年のガイダンスを与えるのは難しいと結論付けている。
(8/9 https://www.phocuswire.com/vacasa-secures-financing-business-transformation-continues?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=7798E1381467C7B )


17. エクスペ、第2四半期上昇、旅行需要鈍化警告
5月にExpedia GroupのCEOを引き継いで以来、彼女の最初の収益コールをリードする際に、Arian Gorinはいくつかの数字を自慢し、VRBOのカムバックストーリーのようなものを共有し、旅行業界が気を向けるかもしれない下半期の需要の翳りを警告した。
まず、良いニュースである。同社の第2四半期の総予約と収益は、前年比6%増加した。これは、同社の期待のハイエンドで、今年の最初の3ヶ月間の増加を上回っている。
「第2四半期の旅行環境は健全だった」とGorinは木曜日にアナリストとの電話で述べ、宿泊数では、米国では1桁半ば、ヨーロッパと他の世界の10代ではでは2桁弱成長したと述べた。
その後、Gorinが「旅行需要の軟化」を説明したように、同社は今年の残りの期間の期待をわずかに引き下げた。
最高財務責任者の Julie Whalenは、より詳細に説明した。「第2四半期を通じて総予約の増加は加速したが、第3四半期に入ると、より困難なマクロ環境と、旅行業界以外からの最近の景気解説と一致する旅行需要の減速が見られる」と彼女は言った。
具体的には、彼女は、7月に消費者とB2Bビジネスの両方で予想よりも弱い成長を牽引した他の要因の中で、消費者が低価格のプロパティと航空券価格の「継続的な軟調」と取引するより多くの例を挙げた。そのため、同社は第3四半期の総予約と収益の伸びが3〜5%減少すると予想していると述べた。
「環境がより不安定になっていることはわかっている」とGorinは閉会の挨拶で述べた。「しかし、それにもかかわらず、私たちはこれから多くの機会があると信じている。私たちは、旅行者が愛する素晴らしい消費者ブランド、差別化されたB2Bビジネス、多様な供給(これまでで最も強い)、そして本当に強力な技術プラットフォームを持っている。したがって、将来を見据えて、これらの資産を使用して最適な成長を推進する」と語った。
より多くのマーケティング、VRBO業績向上
決算説明会の共通の議論のポイントはVRBOであった。 5月の第1四半期の収益コールで、元CEOのPeter Kernは、「VRBOが業績の足を引っ張っている」と話し、同社のバケーションレンタル市場を特別視した。
今四半期では、その話はそれほど悪くなかった。同社は詳細を提供しなかったが、Gorinは「VRBOは第1四半期の安値から有意義に改善し、四半期を緩やかな成長に戻した」と述べた。
VRBOの苦境の一部は、社内システムの改造と再調整、運用の簡素化と複数のブランド間の重複の削減のための機能の集中化に焦点を当てた過去数年間のExpedia Groupの戦略に起因している。2023年、同社は技術スタックの移行と統合を完了し、Expedia、Hotels.com、VRBOの3つの主要ブランドをリンクするOne Keyロイヤルティプログラムを開始した。
これらの優先事項に注力する一方で、同社関係者によると、VRBOに特に大きな打撃を与えたマーケティング費用を削減し、Whalenが言うところの "VRBOへのマーケティング費用を計画的に増加させる" ことにつながったという。
全社的な第2四半期の数字がそれを裏付けている。4月から6月の販売およびマーケティングコストは17億9,300万ドルで、前年同期比13.6%増加した。
さらに重要なのは、このコストが同社の第2四半期の収益35億5,800万ドルの50.4%を占めていることだ。昨年の四半期のコストは収益の47%であった。
「確かに、私たちは昨年から、マーケティング支出をあまり引き下げたくないことを学んだ。それが理由の一部だ・・・私たちは長期的に投資しているので、VRBOに投資し続けたいと思っている」とWhalenは言った。
これらの舞台裏の努力は、VRBOとHotels.comにとって長期的にはプラスになるだろう、とGorinは誓った。彼女は、ExpediaまたはHotels.comでの購入でOne Keyでクレジットを獲得した旅行者の30%が、後にVRBOでクレジットを地用していることと指摘した。
「これからの数カ月、数四半期を考えると、私たちがプラットフォーム全体に構築したすべての機能をどのように活用するか、そしてVRBOとHotels.comのために異なる構成や構築が必要なものは何かを見つけ出すことだ」とGorinは語った。「全体としては、良い感じだ。ただ、そこに着くのに少し時間がかかる」と言った。
B2Bセグメントは大きな利益
第2四半期の数字からいくつかのハイライト:
 総予約数(gross bookinga)は288億ドルで、前年比6%増加した。
 収益は36億ドルに達し、2023年に比べて6%増加した。
 純利益は3億8,600万ドル、調整後純利益は4億6,900万ドルであった。調整後EBITDAは7億8,600万ドルで、2023年から5%増加した。
 宿泊施設の総予約は207億ドルで、8%増加した。ホテルが再びリードし、11%増であった。
 予約された客室泊は10%増加し、Expediaブランドは20%の成長に達した。
もう1つの傑出した数字は、GorinがCEOに任命される前に率いた同社のB2Bセグメントの収益だ。 B2Bの収益は四半期に10億ドル増加し、前年比22%増加した。
B2Bからの移行とそれについて誤解されていることについて尋ねられたGorinは、この分野で秀でるためには、強みの組み合わせを持つことが重要だと述べた。彼女の答えから、彼女がまだExpediaにとって良いことは、旅行全体にとって良いことだと信じていることは明らかであった。
「優れた技術、優れた営業チーム、スーパーパートナー関係を持ち、非常に貪欲で積極的で、多くのパートナーシップにオープンでなければならない」と彼女は言った。「だから、私の考えでは、大規模な旅行業界があると思う。それはどのくらいか - 2.3兆ドル[観光部門で]くらいだろうか。 私たち自身のブランドは、その小さな部分しか持っていない。だから・・・私たちは、私たちの会社にあるすべての革新が、そこにいる他のすべての旅行プレーヤーを助けることができることに本当に目を向けることができる」と言った。
フォカスライト会議2024
11月のThe Phocuswright ConferenceでExpedia GroupのCEOであるAriane Gorinから、解剖、議論、そして(YES!)今後数年間で旅行がどのようになるかを定義する。
(8/8 https://www.phocuswire.com/Expedia-Group-Q2-earnings-CEO-Ariane-Gorin?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=7798E1381467C7B )


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