3月13日

目次

11. AIトリップ計画 Mindtrip、トラベルガイドプラットフォーム Thatch 買収

12. Wyndham、流通と支払いコスト節約で Katanox 買収

13. Airbnb、新Experiences の詳細発表

 

 

11. AIトリップ計画 Mindtrip、トラベルガイドプラットフォーム Thatch 買収

人工知能を活用した旅行プランナーであるMindtripは、PhocusWireの2025年のHot 25 Travel Startupsであり、旅行コンテンツクリエイターや地元の専門家によるガイドを提供するThatchを買収しました。

MindtripのCEOであるAndy Mossは、彼の会社がThachを吸収することを確認したが、取引条件は明らかにされていない。

「Thatchコミュニティは現在、Mindtripのクリエイタープログラムの一部であり、AIを活用した旅行プラットフォームとともに地元の専門知識を拡大するために、何人かのチームメンバーが参加しています」とMossは電子メールで声明で述べています。「Mindtripでは、生きた人間の経験が、AIだけでは再現できない豊かさを旅行にもたらすと信じています。地元のツアーガイド、地元のテイストメーカー、頻繁な旅行者、目的地のマーケティング担当者など、彼らの洞察は深みと信憑性を追加します。AIはこれらの視点を強化し、よりアクセスしやすく、発見しやすく、実行可能にします。」

Thatchの共同創設者兼プロダクトリーダーのAbby Westは、Thatchのウェブサイトの投稿で、ThatchはMindtripと「力を合わせている」と述べました。

「コミュニティ主導の旅行プラットフォームを4年間構築した後、私たちはAIを活用した旅行計画を次のレベルに引き上げるために次のステップを踏んでいます」と彼女は言いました。

AIが人々の移動方法に不可欠になるにつれて、同社はこの「新しい現実」をどのようにナビゲートするかを数か月かけて評価しました。投稿によると、ThatchのコンテンツはMindtripに移行しました。

「あなたと一緒にThachを建てることができて光栄でした」とWestと彼女のチームは言いました。「私たちは一緒にこの次の章が待ち遠しいです。」

共同創設者兼CEOのWest Askewも意見を述べました。

「Andyと彼のチームは素晴らしい製品を作りました。地元の専門家や旅行クリエイターのグローバルコミュニティで、彼らの成長を加速させることに興奮しています」とAskewは言いました。「旅行者の旅の適切な瞬間に人間のタッチとAIの効率の適切なバランスを取ることは、全体の体験を楽しい方法で変える可能性があります。」

両社は投資家を彼らのベンチャーに引き付けている。サッチは2021年に300万ドルのシード資金を受け取りました。そして、Mindtripは数ラウンドにわたって資金を調達してきました。

2023年、Mindtripは昨年5月の公式ローンチに先立ち、700万ドルを調達しました。9月には1,200万ドルの資金を受け取り、グループチャット機能を開始し、10月にはMindtripが領収書機能を開始し、さらに資金を受け取りました。11月後間もなく、MindtripはB2Bソリューションを追加しました。そして先週、MindtripはVisit Californiaと統合すると発表しました。

(3/12 https://www.phocuswire.com/mindtrip-thatch-merge-ai-travel-planning-creators?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=9229H9640090J9N )

 

 

12. Wyndham、流通と支払いコスト節約で Katanox に眼をむける

Windham Hotels & Resortsは、ポートフォリオ全体で、流通、支払い、手数料決済を組み合わせたテクノロジープラットフォームを展開しています。

9,000以上の不動産をフランチャイズで所有している同社は、Katanoxと協力して、コスト削減と運用効率の向上、およびこのテクノロジーによるフランチャイズの管理を改善しています。

同社の収益管理担当副社長であるVikram Pradhanは、Katanoxを選んだのは、グループの流通コストの増加とフランチャイズ加盟店に対する第三者への手数料が増加していることに着目したからだと述べました。「私は食物連鎖全体を見始めました。今日、ホテルのサプライヤー側から第三者を通じて最終消費者に料金を送り始めると、非常に多くの料金所があります」と彼は言いました。

「技術プロバイダーである流通仲介業者があり、実際の流通チャネルがあり、支払いを処理しなければならないため、支払いプラットフォームがあります。その後、誰が何を受け取ったかを調整する必要があるため、手数料の調整があります。これらすべての料金所は、最終的にフランチャイジーの懐を圧迫しているのです。」

Katanoxの共同創設者兼最高商業責任者であるPaul Beukersは、ホテルが現在、バーチャルクレジットカードを受け入れることができるようにするために取引の約3%を支払い、手数料決済システムのためにさらに2%を支払っていると推定しています。スタートアップの財務モデルは、支払い要素に対してわずか1%を請求することです。

したがって、Wyndhamは、すべての問題点を解決できる解決策を望んでいました。「なぜそうなのかと思い始めました。私の意見では、これらのビジネスモデルには異なる基準があります。たとえば、支払いプロバイダーは銀行のライセンスが必要になる可能性があります」とPradhanは述べています。「流通技術では、予約間のエラー率を減らすために、やり取りするメッセージを理解する真の達人になる必要があります。したがって、それぞれが専門家であり、独自の方法で専門知識を持っています。また、企業は、あるタイプの専門知識を別のタイプに翻訳するのが難しいと感じています。なぜなら、レガシーシステムも人材も、純粋に意欲がないからです。中央予約システムとしてのSabre、Wyndham、および最終的な企業旅行ビジネスパートナーを含むすべての関係者を統合するために約1年間がかかりました。

Pradhanによると、他にも3つのパートナーが控えており、レジャーも検討していますが、当初はすべての企業の旅行パートナーを参加させることが目標だという。計画では、2025年を移行年とし、さらに3〜4つの接続を稼働させ、2026年は節約と効率を図る。

変化する風景 Shifting landscape

初期の成功指標（success indicators）には、GDSやオンライン旅行代理店を通じたよりもKatanoxを通じた価値の高い取引、新規ビジネスの獲得、リードタイムの短縮などが含まれる、とPradhanは述べています。

Katanoxが完全に実装されると、Wyndhamは既存のプロセスとパートナーを見直す異なりますが、Pradhanは「すべてを維持し続ける」ことは効率的ではないと述べました。「いくつかのことが起こり得る。彼らは自分自身を再発明し、Katanoxでさえ今日考えていない他のことを思いつくか、最終的には、切り替えコストが高すぎるために彼らが生み出した利点である堀（moat優位性）を失うでしょう。

「これは間違いなく、レガシープレーヤーの一部にとって、メリットで競争するのではなく、主にフェンスや参入障壁の作成である今日のビジネスのやり方について絶対に考えなければならないという警鐘です。」

Pradhanは、ホテルの流通状況がより大きく変化し始めていると考えています。「私は正直に、今後3〜5年で流通業界で変化が起こると信じています。私たちは長い間それについて話してきましたが、この変更は、率直に言ってNDCが航空会社のために取ったほど長くはかからないと思います。NDCが言及されると、誰もがちょっとひるむだけですが、ホテル業界はより速い道を歩んでいると思います。最初は物事がいかに遅いか知っていますが、突然、私たちはその変曲点にいると思います。それは私の希望的観測であるだけでなく、さまざまな企業で毎日それを見ていることであり。率直に言って、レガシープレーヤーの反応にそれを見ています。

Beukersは、Navanはすでにシステム上でWyndhamとライブしていると言いました。「Navanで窓際の部屋を予約するために必要なものを見ると、コンテンツが必要です-写真と説明、ホテルの部屋を予約できる必要があります、ホテルの部屋を支払うことができる必要があります、そして手数料を決済できる必要があります。これらの4つの要素は現在、4つ、時には6つの異なる企業によって行われています。

彼は、2024年のPhocusWire Hot 25スタートアップであるKatanoxは、「この業界の財務バックボーン」になることに焦点を当てており、バーチャルクレジットカードや長い手数料支払いプロセスを含む高価で複雑なプロセスに対処するために構築されていると述べました。

「ホテルは準備を整えつつある。流通がどのように統合されているか、GDS以降から現在の場所まで、さまざまなプレーヤーがどのように出現したかを見ると、誰もが常に流通用に最適化されています。誰もがコンテンツの集約、CRSまたはPMSへの直接アクセスを探していましたが、誰もが財務の流れを見落としていました。

今後のロードマップの一環として、Katanoxは、企業のバイヤーや予約者により多くのホテル供給を提供し続け、その逆も同様であり、外貨支払いの効率を高め、銀行と提携することで信用を提供する可能性を検討したいと考えています。

一方、Pradhanはフロントでの支払いを無くすというビジョンを持っています。「フロントデスクが支払いを処理する必要がなければいいのです。彼らはただそこに立って笑顔で歓迎し、素晴らしいサービスを提供し、支払いに対処する必要はありません」と彼は言いました。

「Katanoxは、実際にそれを現実にするための最初の一撃だと思います。エコシステム全体が舞台裏で支払いに切り替われば、それはユートピアでしょう。」

Phocuswright Europe 2025

6月10日から12日までバルセロナで開催されるPhocuswright Europeにご参加ください。Accor、Mews、Lighthouse、Hostawayなどのホスピタリティおよびテクノロジー企業のトップエグゼクティブが、進化、現在の課題、そしてチャンスを見出す場所を共有します。

 

(3/13 https://www.phocuswire.com/wyndham-katanox-distribution-payment-commission?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=9229H9640090J9N )

 

 

13. Airbnb、新 Experiences の詳細発表

AirbnbのExperiences製品の正式な再立上げをめぐる秘密が解除され始めています。火曜日のツアーとアクティビティのメディアとイベントブランドのArivalの電子メールニュースレターのスポンサー投稿で、短期レンタルの巨人Airbnbは、オペレーター、ガイド、およびエクスペリエンスプロバイダーに、プラットフォームにリストされることへの関心を示すフォームに記入するよう求めました。同社はまた、APIの統合、共同ホストとチーム管理の機能、リスト作成の簡素化など、Experiences製品の一部となる新機能についても概説しました。そして、この投稿によると、同社は認可されたツアーガイドとアトラクションベースの体験を歓迎していますが、基準には15人以下のグループサイズが含まれ、体験は完全にガイドされている必要があります。

Airbnbは、5月の「Summer Release」イベントで新しいExperiences製品の詳細を発表する予定ですが、同社は数か月間手がかりを与えています。

Airbnbの共同創設者兼CEOのBrian Cheskyは、同社の第4四半期および2024年通年の決算説明会で、Experiencesの再開が過去に抱えていた問題のいくつかに対処するかどうかについて、アナリストの質問に答えました。

「最初の頃は、私たちは体験を製品にうまく統合できていなかったと思います」とCheskyは述べ、ユーザーがAirbnbのウェブサイトやアプリにアクセスすると、それらを見つけるのは「かなり難しい」と付け加えました。

「第二に、あなたが経験を見つけたしても、説得力を持った商品にできなかった」と彼は言いました。「第三に、ソーシャルメディアとの統合はあまりありませんでした。ソーシャルメディアは素晴らしい流通チャネルだと思います。そして第四に、私たちはこれからの供給のあり方を完全に見直すと言うことです。本当に、本当に説得力のあるものになると思います。そして第五に、私たちはそれをそれほど売り込みませんでした。」

そして昨年11月、同社の2024年第3四半期の決算をアナリストと共有しながら、Cheskyは次のように述べています。「Experiencesは、Airbnbを年間アプリから月間使用アプリ、または一部の人にとっては週間使用アプリにまで、使用頻度を増やすことができる多くの新しい製品の1つになると思います。」

詳細は5月まで発表されませんが、同社は最近、Walksの創設者で元CEOのStephen Oddoを同社の「アドバイザー」に任命し、過去数か月間にExperiencesビジネスに関連するいくつかの求人広告を掲載しています。

Airbnbのキャリアページには、現在、ローマ、バルセロナ、シカゴ、ベルリン、リオデジャニエロなど、世界中のいくつかの都市で「Experiencesのシニアマーケットマネージャー」の役割が掲載されています。また、「シニアマネージャー、Experiencesソーシング - EMEA」の役割は、「Airbnbプラットフォーム向けの高品質で需要の高いエクスペリエンスの調査、キュレーション、調達、獲得に責任がある」と説明しています。

1月にExperiencesビジネスの将来について尋ねられたAirbnbの広報担当者は、メールで次のように声明を発表しました。「私たちは、ビジネス全体で新しいオファーを定期的に評価し、ゲストとホストのためにAirbnbを強化する方法を検討し続けています。私たちはAirbnbの将来に興奮しており、近いうちにもっと共有することを楽しみにしています。」

Experiencesの未来に関する業界リーダーたち

水曜日、AirbnbはArivalが後援した投稿で共有した詳細についてコメントすることを拒否しましたが、体験セクターで働く業界リーダーはLinkedInで反応しました。

「Everything AI in Travel」ニュースレターの著者であるTony Carneは、「彼らはより伝統的なOTAモデルに移行しているようです。Stephen Oddo & Paul Bennett の良い指導が輝き始めています」と書いています。Context Travelの共同創設者で元CEOであるBennettも、LinkedInのプロフィールによると、1月にAirbnbのアドバイザーになりました。

そして、TourpreneurのパートナーであるPeter Symeは、Carneの投稿について「うまくいけば、彼らは私たちが送り始めた供給に対処するためのシステムを持っていることを願う」とコメントしました。先月、Magpieの創設者兼CEOであるChristian Wattsは、Experiencesの再開が何をもたらすかは言い難いと述べました。

「Brian Cheskyは『ひねりを加えたエッフェル塔』について言及しています。これは、まだそのひねりがある限り、彼らが今より主流の製品のいくつかにもう少し門戸を開きつつあるかもしれないことを示唆しています」とWattsは言いました。彼は、COVID-19のパンデミックの間、それは忘れられていたかもしれないが、Airbnbは2020年にExperiencesに大きな焦点を当てるつもりでした。その可能性に対する信念はまだそこにある、とWattsは言った。

Arivalの共同創設者兼CEOであるDouglas Quinbyは、今年初めにAirbnbのExperiencesの物語は、展開するのが魅力的であると述べました。以前のそれは大きな影響を与えたが、それはまた「劇的にパフォーマンスがなかった」と彼は言い、それが過去の期待に応えられなかったと述べた。しかし、未来は違って見えるかもしれません。

「彼らが体験業界と関わっていることは明らかです。そして、見るのは素晴らしいことです。再活性化され、再発明されたAirbnbエクExperiencesは、旅行のこの部分にとって素晴らしいものになるでしょう」と彼は言いました。

ここ数ヶ月、LinkedInを通じて採用の動きのニュースが流れたため、業界のリーダーたちは、この決定について意見を持っています。

「今回は彼らが真剣だと思う。今、製品の背後には本当のエネルギーがあるように感じます」とWattsは言った。

ツアーガイドとオペレーターのトレーニングを提供する組織であるTripSchoolのCEO兼共同創設者であるMitch Bachは、Airbnbが誰を連れてくるのかに興奮しています。「彼らは賢く、精通した人々であり、野心的な行動を取ることを熱望しているようです」と彼は1月に言いました。「彼らは賢いビジネス志向の人々を雇っているだけでなく、コミュニティの重要性も見ています。コミュニティの重要性は、それが専門化される前に、彼らの宿泊施設ビジネスの初期の成功の鍵でした。」

Quinbyは同意した。「Airbnbは、業界外で採用し、常に外部からの破壊的な力になろうとしていることで評判です。しかし、体験部門は悪名高いほど複雑で解読が難しい」と彼は言いました。

彼はOddoがアドバイザーとしてAirbnbチームに雇われたことに言及し、Oddoと会社の両方を称えた。「Stephenは、ツアーガイドとしてスタートした経験豊富な起業家であり、体験の設計と実行、および体験オペレーションを成功させるために必要なものに関する深い知識を持っています。彼を連れてきたことは、彼らが真剣であることを示すシグナルです。彼らは、ビジョンを構築するために、オペレーターコミュニティと緊密に連携する必要があることを認識しています」とQuinbyは述べています。

そして、Experiencesの将来について長い間考えられ、広く推測されてきたが、Bachは、彼のサークルの見通しが最近より前向きに変わったと述べた。

「私が運営しているコミュニティは、合計25,000人のツアーガイドとツアーオペレーターに接触しており、何年もの間、彼らがAirbnbの可能性への愛を表明しているのを聞いてきましたが、実行には失望しています」と彼はExperiencesについて語った。「しかし、2025年は違う感じがします。」

これまでのExperiences物語

Cheskyは、AirbnbのExperiencesの再開について何ヶ月も率直に語っています。同社の2024年第2四半期の決算説明会で、彼はAirbnbがポップカルチャーに焦点を当てたIconsプログラムを開始した後、数千のExperienceをリストから削除して、その数か月後にExperiencesを再開すると発表しました。この「Icons」プログラムは、それ以来、多くの新規ユーザーをプラットフォームに呼び込んでいる。

当時、Cheskyは、同社は以前のExperiencesから「多くの教訓を学んだ」と述べました。彼は、Experiencesをより手頃な価格で、よりユニークにし、マーケティングし、ビデオで宣伝し、Airbnbアプリで発見できるようにする必要があるなど、5つの改善を挙げました。Airbnbがこれらのことをやり遂がれば、「大ヒット間違いなし」と信じていると彼は言った。

その後間もなく、同社は新しいExperiencesの掲載を受付けはじめ、その月の後半、CheskyはAirbnbを宿泊やExperiencesの枠を超えて拡大するという目標についてオープンにしました。

「私たちはAirbnbをやっています。それは明確な、独自の独立したカテゴリーです」とCheskyは言いました。「Airbnbモデルを活用し、さまざまなカテゴリに展開します。なぜAirbnbはホームだけを提供するのか？なぜ私たちはもっと多くのものを提供できなかったのか？そして、それこそがこの会社の未来です」と彼は言いました。

Cheskyが11月の決算説明会で述べたように、より多くの提供は会社の未来であり、Experiencesは「より多くのもの」のリストの第一弾になるようです。

「私たちがプレビューしたことの1つは、Airbnb Experiencesを再考し、来年5月に発売されることです」とCheskyは当時言いました。

だから、5月までmは、さまざまな憶測が飛び続けることになりそうだ。

(3/13 https://www.phocuswire.com/airbnb-experiences-relaunch-update?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=9229H9640090J9N )

 

 

+++++

​