6月17日

目次

4. DerbySoft、フライト・テクノロジー・ソリューション立ち上げ

5. Exoticca、AI駆動ソフトウエア発表

6. Greg O’Hara、AIが時間を解放し、NDCが起こることを望んでいる

 

 

4. DerbySoft、フライト・テクノロジー・ソリューション立ち上げ

DerbySoftは、航空会社とオンライン旅行代理店の間のフライトコンテンツをリンクすることを目的としたフライト・テクノロジー・ソリューションの立ち上げにより、航空技術業界に参入しました。

このソリューションは、DerbySoftの新しいフライトビジネスユニットによるもので、初期パートナーとしてライアンエアーホールディングスPLCと直接提携により開発されました。これにより、DerbySoftはライアンエアーのコンテンツにアクセスでき、同社の世界中のOTAパートナーとの接続を支援します。DerbySoftが 2024年に買収したB2B旅行マーケットプレイスであるPKFareは、以前はKyteとの提携によりライアンエアーのコンテンツにアクセスしていました。

DerbySoftの共同創設者兼CEOであるTed Zhangは、「エンドツーエンドのカスタマージャーニーを強化するために設計されたテクノロジーでDerbySoftがフライト業界に参入したことで、旅行業界をよりオープンで相互接続するという目標が促進されます」と述べています。「世界中の航空会社や旅行販売業者の進化するニーズに合わせた、スケーラブルで高性能なソリューションを提供できることを嬉しく思います。」

PKFareを共同設立したJason Suiは、DerbySoftのフライト部門のCEOに就任します。「今回の新しいフライト・テクノロジー・ソリューションの開発は、DerbySoftとPKFareのコラボレーションがパートナーにより多くの価値をもたらし、旅行流通スペースに革新をもたらす方法を強調しています」とSuiは述べています。

新しいソリューションは、ビジネスやレジャー旅行のためのホスピタリティコネクティビティ、不動産管理コネクティビティ、パフォーマンスマーケティング、コンテンツソリューションなどのホスピタリティソリューションを含むDerbySoftのポートフォリオの一部になります。

フライト・テクノロジー・ソリューションにより、DerbySoftは、旅行を合理化するために、さまざまなビジネスラインの接続を通じて価値を提供することに引き続き注力することを目指しています。

3月、DerbySoftは経営陣を再編し、2月には、旅行アドバイザーがサプライヤーとのより良いコミュニケーションを支援し、ホテルの手数料の回復を支援するプラットフォームである人工知能を活用したAriseを買収しました。Ariseは2019年のPhocusWire Hot 25 Travel Startupに選ばれました。

(6/17 https://www.phocuswire.com/derbysoft-enters-flight-sector-ryanair-pkfare?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=9229H9640090J9N )

 

 

5. Exoticca、AI駆動ソフトウエア発表

複数日ツアー（multi-day tours）のスペシャリストであるExoticcaは、消費者がフライトやその他の旅行要素をツアーに合わせるのに役立つ人工知能を活用したプラットフォームを立ち上げました。同社によると、この技術は、旅行者にとって最良の選択肢を見つけるために、期間、乗り継ぎ、価格などの要因で毎日650万便のフライトをフィルタリングすることができます。

「この強力なシステムにより、Exoticcaはダイナミックな市場状況に対応できます。特に、ブラックフライデーのような需要の高い時期には、同社は1日で1,000以上の旅行オプションを作成する必要があります」と声明で述べています。

SmartFareはまた、旅行者がExoticcaパートナーからホテル、送迎、アクティビティのオプションをふるいにかけ、宿泊施設の場所、体験に対する顧客の感情、送迎のためのサービスの平等など、さまざまな旅行要素に関連する要因をもたらす最高の価格を見つけるのに役立ちます。

「Exoticcaは、最先端のテクノロジーと深い地元の専門知識を融合させることで、旅行者の旅の計画方法を変えています」とExoticcaのCEOであるPere Vallèsは述べています。「SmartFareでは、空中と地上の両方で、並外れた価値と品質を提供する体験をキュレートしています。私たちは、旅行者がストレスや妥協なしに旅のすべてのステップを楽しんでほしいと考えています。」

PhocusWireとの最近のインタビューで、Vallèsは、同社が過去1年間に受け取った株式およびベンチャー債務の資金調達は、その技術に向けられ、旅行を「モジュール化」し、コネクテッド旅行スペースでの地位を確立するのに役立つと述べました。

「コネクテッドを理解する方法は、複数の要素を持つ旅行であり、2つの基準を満たす必要があります。1つは、旅行が意味をなすために、これらのコンポーネントを特定の順序で配置する必要があることです。2番目に、さらに重要なのは、これらの異なるコンポーネントを同期させる必要があり、常に同期し続ける必要があることです。私たちはこの分野のプレーヤーになりたいので、これにはテクノロジーへの投資が必要です」とVallèsは当時言いました。

同社はまた、ベストプライス保証やフレックスキャンセルなど、多くのフィンテックスタイルの製品を発表しました。

(6/17 https://www.phocuswire.com/exoticca-smartfare-ai-flight-tool?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=9229H9640090J9N )

 

 

6. Greg O’Hara、AIが時間を解放し、NDCが起こることを望んでいる

Certaresの創設者兼シニアマネージングディレクターであるGreg O'Haraによると、旅行業界における人工知能（AI）の潜在力は、まだ十分に活かされていません。先週のPhocuswright Europeでの「フィルタリングされていない（Unfiltered）」エグゼクティブインタビューで、業界のこの識者は、もしAIによって働く時間が減り、収入が維持または増加するのであれば、「その余った時間で、人々は何をするのか？ 何にもしないわけではない。彼らがやろうとしていることの1つは旅行です、そして彼らがやろうとしているもう一つのことは物事を学ぶことです」とO’Haraは言いました。

そのことを念頭に置いて、ツアーやアクティビティの事業者は、今後需要が高まる可能性に備えるべきだという。「AIは、これまで人々が持っていたことのない自由な時間を生み出している」と彼はしてきしています。

一方、新流通能力（NDC）に関して、O’Haraはより批判的な見解を示しました、「このイニシアチブが、もっと早く登場してくれたならと思っている」と述べました。O'Haraによると、人々は収益管理のためにではなく、個人的な旅行習慣や、より多くを支払う意思のある投資家として、またはより価格を意識した人として、異なる価格を払っている。

さらに、「技術はまだ準備ができていないと思います。多くの航空会社がさまざまな目的でそれを使用していますが...現時点で、GDSができていないことをNDCができているわけではない」と彼は言いました。「一時期はブロックチェーン化しようとしましたが、それも十分な違いにはなりませんでした。今は業界に受け入れさせようと“力技”で進めているが、本当に顧客のためになる革新的な商品が出てくることを願っています。それが、私たち全員がここで行うことです。」

O’Haraはまた、旅行業界におけるテクノロジーの役割や、Donald Trymp大統領との最近の中東訪問、AIによるオンライン旅行代理店の「楽観論」または「悲観論」などについての見解を共有しました。

以下のビデオで、PhocuswrightのマネージングディレクターであるPete Comeauとの完全な会話をご覧ください。

Greg O'Hara Unfiltered