6月12日

目次

7. Phocuswright 欧州 会議 第2日 写真速報

8. LGBTQ+、旅行中に差別遭遇（Booking.com調査）

9. Steve Singh が Spotana CEO 就任

10. Booking.com と Flight Centre、生成AI支援旅行改善を話す

 

7. Phocuswright 欧州 会議 第2日 写真速報

2024年のPhocuswright Europe Conferenceは、バルセロナで、火曜日に行われたCenter Stageで専門家による講演が行われた。ヨーロッパでの毎年恒例の3日間の会議には500人以上の参加者が集まった。火曜日のハイライトには、人工知能、出張、持続可能性、旅行技術のトレンドに関するステージ上の議論が含まれていた。

会議は水曜日に、短期レンタルや経験からスタートアップの資金調達、ジェネレティブAIの長所と短所、エクスペディアグループの将来の計画まで、より多くの専門家の議論で締めくくられる。

以下のURLでご覧ください。

(6/11 https://www.phocuswire.com/Phocuswright-Europe-2024-Day-2-pictures?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=7798E1381467C7B )

 

8. LGBTQ+、旅行中に差別遭遇（Booking.com調査）

火曜日に発表されたBooking.comの新しい調査によると、LGBTQ+の旅行者は外出先で課題に直面し続けており、LGBTQ+旅行者の半数以上が旅行中に差別を経験したと報告している。Booking.comの最高マーケティング責任者兼シニアバイスプレジデントであるArjan Dijkは、調査の重要性と、すべての人にとって旅行を容易にするためのBooking.comの使命を強調した。「ゲイの男性として、私は残念ながら、悲しいことに、今年のプライドイベントに先立ってすでに発行されている旅行アラートを含め、世界の多くの地域で持続する課題を直接知っている」とDijkは言った。

4月と5月、Booking.comは、米国、英国、アルゼンチン、ブラジル、フランス、ドイツ、インド、日本、シンガポール、スイス、台湾などを含む27の国と地域で11,469人のLGBTQ+旅行者を調査した。回答者は、性別、性別、性的指向の人口統計を自己識別し、昨年はレジャーのために旅行していた人たちである。

調査対象者の59%が差別を経験したと報告した。この統計は、LGBTQ+のアイデンティティを公に共有したと述べた旅行者の63%に上昇した。割合は、パートナーと一緒に旅行した人（64%）では高くなり、LGBTQ +の権利の擁護者として特定する人（68%）ではさらに増加した。

Booking.comは、LGBTQ+旅行者の55%が仲間の旅行者から何らかの差別を期待し、57%が地元の人々から何らかの差別を期待していることを発見した。51%が「LGBTQ+であることは、旅行者としてより不安で自意識過剰になった」と述べた。課題は残っているが、LGBTQ+の旅行者は進捗状況を報告し、73%が、包括性が高まっていると報告している。

回答者はまた、彼らが直面する課題と旅行中に取る対策について打ち明けた。

旅行者は、意思決定を考慮し、飛行機の座席を事前予約し、保護の一形態として代替ペルソナを採用するために目的地を調査すると述べた。

「LGBTQ+の旅行者が自宅でも旅行中でも、自分たちの生活経験をたくましく受け入れているのを見て、私は信じられないほど刺激を受けている」とDijkは言った。「現実的で具体的な進歩が行われている一方で、私たちは警戒を怠らず、誰もが誇りを持って旅行する（Travel Proud）ことを本当に簡単にするために、私たちの役割を果たす必要がある」と言う。

この調査は、「誰もが世界を体験しやすくする」というBooking.comの使命の一環として来ている、と同社は述べた。2021年、Booking.comは、ホスピタリティブランドに無料の包括的なトレーニングイニシアチブを配布し、旅行者がより歓迎されていると感じるのに役立つソリューションを提供するのに役立つTravel Proudプログラムを開始した。

Booking.comによると、Booking.comに掲載されている67,000以上の施設が、世界中の133の国と地域でTravel Proud認定を受けており、昨年の今頃の24,000から増加した。これらのプロパティは、Travel Proudバッジ付きのBooking.comの包括的なホスピタリティで認められている。

(6/12 https://www.phocuswire.com/bookingcom-lgbtq-pride-discrimination-travel-proud?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=7798E1381467C7B )

 

9. Steve Singh が Spotana CEO 就任

SpotnanaのCEOであるSarosh Waghmarは、月曜日にLinkedInで、共同会長兼最高製品責任者の役割に移行し、Concurの共同創設者、旅行技術投資家、SpotnanaのエグゼクティブチェアマンであるSteve Singhが同社のリーダーシップの役割に足を踏み入れることを発表した。この動きは、SpotanaとSinghにとって極めて重要な瞬間であり、投資会社Madrona Venturesが4月にミッドマーケット専門の旅行管理会社Direct Travelを買収し、Singhは現在執行会長を務めており、おそらく今後もそうし続けるだろう。それ以来、彼は新しく買収した旅行管理会社の上級職に多くの元Concur幹部を雇っている。

Direct Travelの買収は、メガTMCがGBTの規模と顧客範囲において最も近いライバルの1つである財政的に困難なCWTを買収する合意に達したというAmerican Express Global Business Travelの3月の発表のわずか数週間後に行われた。CWTは、現在までに、Spotnanaテクノロジースタックをクライアントに提供するためのパートナーシップを公に推進している唯一のメガTMCである。そのパートナーシップが買収の可能性を超えて持続するかどうかは不明だ。

しかし、知られているのは、旅行管理会社としてのSpotana自体がクライアントの牽引力を得ているということである。Waghmarは月曜日のブログ記事で、同社は2024年の最初の数ヶ月で「当社のプラットフォームで複数のフォーチュン100企業を立ち上げた」と書いた。“CWTで最初の顧客を配備し、”Expensify、JTB Business Travel、Goodwingsとの新しいパートナーシップを発表した“。

いつものように、Waghmarは特定のクライアントを挙げなかったが、Walmartのグローバル旅行調達ディレクター、Theresa Gehlerは、11月にBTN経由で配布されたSptanaが制作したウェビナーにパネリストとして参加した。BTNのコーポレートトラベル100によると、Walmartは長年にわたってCWTのクライアントである。

新しいCEOへの移行について、ワWaghmarは「Steveは、高成長企業をリードする数十年の経験を持つ優れたリーダーだ。Spotanaの初期の頃から、彼はオープンプラットフォームを提供するという私たちのビジョンを信じており、Sptanaと私を強く信じ続けている」と語る。

Waghmar、彼とSinghが会社のビジョンと、TMCとサービスとしての旅行プラットフォームプロバイダーの両方としてそれを実行する方法に関して、2人が「完全に一致している」ことをクライアントに安心させた。Steve SinghとMadrona Venturesは、近年、Center for paymentやTroop for meetings sourcingなどのマネージド旅行技術プラットフォームプレーヤーにも投資している。他の多くのMadronaポートフォリオ企業は、企業を対象とした旅行管理およびデータサービスに適合する可能性がある。

*この記事はもともとビジネストラベルニュースに掲載された。

(6/11 https://www.phocuswire.com/steve-singh-steps-into-ceo-role-at-spotnana?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=7798E1381467C7B )

 

10. Booking.com と Flight Centre、生成AI支援旅行改善を話す

2024年のPhocuswright Europeカンファレンスでの火曜日のオープニングセンターステージプレゼンテーションの当初から、ジェネレーティブ人工知能に関する今年の議論は、会議の参加者が昨年聞いたこととは大きく異なることが明らかになった。

パネリストたちは、ジェネレーティブAIで何ができるか、または何ができる可能競がるかを推測する代わりに、主要業績評価指標（KPI）について話した。聴衆のメンバーに、AIが彼らの仕事の奪うために来ていないことを安心させる代わりに、彼らは技術を採用することから得られた、実証された生産性の向上について話した。

会社に生成AIを受け入れるというアイデアを認めさせるのは、教育プロセスのようなものだが、最終的には価値があると、Flight Centre GroupのAIの企業責任者であるパネリストのAdrian Lopezと、Booking.comの上級副社長兼最高技術責任者であるRob Francisは合意した。Lopezは、社内のさまざまなチームとワークショップを運営する話を共有した。「私たちは『分かった、日々の問題について教えてくれ』と言うと、彼らはとても幸せになる。なぜなら、最初は、彼らは「AIが私の仕事を奪い、私をAIに置き換えるためにここに来ていると思った」という感じだったからだ。これは、実際に私の一日をはるかに良くするだろう。なぜなら、私がやったこれらの本当に価値の低いことをするのに2時間も無駄にすることがなくなり、それより良い仕事を行うことに集中できるからだ」とLopezは言った。

Francisは、彼の会社は、ジェネレティブAIが彼らのスペースでどこに役立つかを考える方法を従業員に訓練することに焦点を当てていると述べた。「時間が経つにつれて、問題を扱う人々の手に問題を近づけ、GenAIへのアクセスを民主化すればするほど、何かが浸透する可能性が高くなることが分かった」と彼は言い、後に「本当にインセンティブを与え、奨励しなければならないのはマインドシフトである」と付け加えた。

従業員が時間の節約を認識すると、インセンティブと励ましは自己実現できる、とパネリストたちは述べた。モデレーターでPhocusWire編集長のMitra SorrellsがKPIやAIの成功のその他の指標について尋ねたとき、Lopezは内部ツールの方が測定は簡単だと述べた。「これらのツールをさまざまなチームに提供し始めているので、AIでこのタスクを実行することで、1日あたり20分節約できることを実際に測定することができる」と彼は言った。

Francoisは同意した。「コード生成は、ソフトウェア開発の世界で多くの人々が使用しているものである」と彼は言った。「私は文字通り、それによって節約されたエンジニアリング時間の数を追いかけている。だから、非常に明示的にそれを行うことができるいくつかのケースがある。外部向けのツールではそれほど単純ではない、と彼は認めた。

「顧客体験やパートナーや旅行者のために何ができるかに関して言えば、私たちは自分自身を保持しようとしたり、収益の貢献に自分自身を制約しようとしたりするよりも、学習モードにある」と言う。

その良い例は、Booking.comが昨年米国で立ち上げたAIトリッププランナーである。Francisは、他の場所に拡大する計画が実施されていると述べたが、場所を指定したり、タイムラインを提供したりはしなかった。「私たちはまだテストと学習モードだ」と彼は言った。「私たちは、インテント最適化（intent optimization）と呼ばれるものに多くの時間を費やしている。お客様の実際の意図をよりよく理解すればするほど、旅行への欲求の観点から、私たちが探しているものに直接たどり着くことができる」と言い、そこが、大規模言語モデル（LLM）が本当にうまくいくところだ、と彼は付け加えた。

「私たちは会話をし、チャットをしている・・・そして、従来のユーザーエクスペリエンスではできないことをすることができる - あなたが知っている、フィルター、フィルター、フィルターだ」と彼は言った。「これにより、誰かが探しているものについて、より具体的に理解することができる」と言う

彼は、おそらくいつ体験ではないと思われるが、ラスベガスへのロマンチックな休暇（getaway）が “安っぽい（cheesy）” という例を提供した。

「“安っぽい” というフィルターはない」と彼は愉快そうに聴衆を安心させた。しかし、ジェネレーティブAIは、従来の検索よりも迅速にユーザーとのチャットからアイデアを得ることができる。

「安っぽいものを探しているなら、ハート型のベッドかもしれない。たぶん、それはElvis Chapelに泊まることかもしれない。今、あなたは[システムに]入力することができるという理解を持っている。AIトリッププランナーのようなツールの結論は、顧客が楽しむものを学ぶことだ」とFrancisは言った。

「私たちにとっての成功とは、顧客は会話の質を評価し、探しているものを手に入れたと感じるかどうかだ」彼は言った。「今、私たちは、まだそれを最適化しつつあり、それを最も豊かな経験にしようとしている段階だ。それは長いゲームとなる」と言った。パネリストたちは、多くの中間的な変更で満たされた長いゲームであることに同意した - 時には追跡するのが難しいほど速く来ることがあると言う。

セッションの終了近く、Sorrellsはパネリストたちに、彼らの分野の変化のペースが爽快なのか、それとも疲れるのかを尋ねた。2人とも前者に傾いた。

「私はこれが本当に好きで疲れない」とLopezは言った。「たくさんのニュースがある。・・・しかし同時に、私たちは今生きていて、たとえば、数週間前に、OpenAIの基調講演を見て。その10分後には新しいモデルを使っている。そして、それはいくつかの追加の宿題と新しいラウンドのテストを余儀なくされるが、最終的にはそれだけの価値がある」、と彼は言った。

「もう終わったことだから、すべてを捨ててゼロからやり直そうというのではない。その逆だ。今のシステムの方が良い。より速く。賢くなった。あるいは安くなった。だから本当にエキサイティングだけど、そうだね、すべてを維持するために多くの時間を費やす必要がある」と言う。

以下のビデオBetter Travel with AI? Phocuswright Europe 2024で完全な議論を見てください。

(6/12 https://www.phocuswire.com/generative-AI-travel-Phocuswright-Europe-2024?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=Daily&oly_enc_id=7798E1381467C7B I)

 

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